ビチョからの報告 その②

僕は12歳になった。日本製の黄色い首輪をお母さんが買ってくれた。黄色は僕のラッキーカラーだから、って。


僕は4歳のとき、腎不全という病気になった。その後もずっと慢性腎不全ってやつを抱えながら生きている。


東北大震災というとっても大きな地震があって、その頃住んでいたお家もものすごく揺れて僕はすごく怖かったんだ。


お母さんはその日なかなか帰ってこなくて、夜遅くにすごく疲れて帰ってきたら「会社から歩いて帰ってきたよ」と言っていた。


お母さんは地震のショックがストレスになって病気になったんじゃないか、って言ってる。


病院の先生は先天的なものかもしれない、とも言ってる。


とにかく僕はその時ものすごーく頑張って、「今晩尿が出なかったら覚悟してください」って病院で先生に言われてお母さんは大泣きしていたけど、僕はがんばってオシッコしたよ。その後お家に帰ってからも鼻に入れられたチューブから毎日何回もお水や液体のご飯を大量に入れられてすごーくいやだったんだけど頑張ったんだ。


そして僕は元気になって、ハワイに行くことができた。絶対にお母さんと一緒にハワイに行く、って思ってた。


ハワイってところはお日様が気持ちよくて、僕はすごく気分がよくなった。


それでも時々具合が悪くなって病院に行くと、クレアチニンとかBUNとかの数字がぶっちぎりに高くって、お母さんは先生に何度も脅された。それでもお母さんは僕のことを信じて、その度に僕は元気になった。


ここのところまた少し具合が悪くなって、大好きなヒルズの腎臓サポートのカリカリが食べられなくなっちゃった。ヒルズの腎臓サポートの缶詰は美味しくなくて好きじゃないけど、カリカリは好きなのに。


病院に行ったらお母さんは病院の中には入れてもらえなくて、駐車場まで看護婦さんが僕を迎えに来てくれた。


腎臓の数値は今回もぶっちぎりで先生は驚いていたけど、お母さんは驚かなかった。僕も驚かなかった。


ただ、頑張るしかない。


病院で体の中にたくさんお水を入れてもらってお薬も飲んでだいぶ食欲がわいてきた。


お母さんは、こんな状況のなかでも対応してくれる病院の先生や看護婦さん達には本当に頭が下がる、と言っていた。コロナってやつだ。


今僕は大好きなヒルズ腎臓サポートのカリカリを少し食べて、ヒルズじゃないすごく美味しいお気に入りの缶詰も少し食べて、お水もたくさん飲んでる。サプリメントもちゃんと飲んでる。


お母さんがすごく嬉しそう。ルナちゃんも嬉しそう。お父さんも嬉しそう。


僕は今回もまた絶対に元気になって、大家族を味わおうと思っている。

 

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