アメリカのもうひとつの歴史

興味が湧いたことがあると、ついすぐにアマゾンのサイトから関連した本を買ってしまいます。


オレゴンに引っ越し、オレゴンの森をハイキングするようになってから、当時はこの場所に暮らしていたであろうネイティブアメリカンに思いを馳せるようになり、興味が惹かれるままに何冊かの本を買いました。


古モンゴロイドがカナダを越えてアメリカ本土へ渡ったのは、なんと1万5000年も昔のことだそうです。「アメリカは歴史の浅い国」なんて言いますが、ネイティブアメリカン達は日本で言うところの縄文時代の頃からこの地に暮らしていたわけです。


1万50000年前のアメリカ大陸に暮らしていたネイティブアメリカンと、日本列島に暮らしていた縄文人は、いずれも自然を崇拝しながら自然とともに狩猟の暮らしをしてました。


その後日本は稲作が始まって弥生時代となり、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸・・・と時代が進んでいきます。


かたやアメリカ大陸では、コロンブスがアメリカ大陸を発見するまでのとてつもなく長い年月、人々(ネイティブアメリカン達)は狩猟を中心とした自然と共存する生活を続けました。


コロンブスのアメリカ大陸発見は1492年です。つまりアメリカ大陸では、1500年前後まで人々は縄文人的狩猟の暮らしを続けてきたことになります。日本では室町時代の頃です。


コロンブスのアメリカ大陸発見後、ネイティブアメリカン達はその暮らし方を完全に否定そして封印され、多くは命まで奪われました。その歴史的出来事の良し悪しではなく、わたしはこのアメリカ大陸という場所で約500年前というさして遠くはない過去まで、1万年以上ものあいだ人々は日本で言う縄文人のように狩りをして自然の中で暮らしていた、という事実に驚いてしまったのです。


オレゴンの森を歩いていると、ネイティブアメリカンの人々が暮らしていたのではないかな、という空気を感じる場所に遭遇することがあります。たった500年前の話なので、森の中に生えている木々はその当時もやはり同じ場所に生えていたかもしれません。


自然の中で、自然を崇拝し、自然と共に暮らしていたネイティブアメリカンたち。彼らの面影が山や森や川といった自然の中に残っているように感じるここオレゴンの地で、彼らの知恵についてもう少し学んでみたくなりました。

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