夫婦で作るミートローフ

旦那さんがとても美味しいミートローフを作ってくれました。普段の料理担当はわたしですが、旦那さんはものすごく上手にステーキを焼いてくれるし、シュリンプリゾットも得意。このようにいくつか旦那さんレシピというものがあって、その日は旦那さんが腕をふるってくれます。


そんな時、わたしはスーシェフとして台所に立ち、ステーキの下準備をしたり、付け合せの野菜を考えたりするのが担当です。


ミートローフの日もわたしはスーシェフとして台所に立っていました。玉ねぎとセロリをみじん切りにして、ミートローフの中に入れるゆで卵も念のため3つ用意。100%グラスフェッドの牛ひき肉も豪勢に2パック用意完了。ここからは旦那さんの出番です。


旦那さんはちゃんとレシピを見ながら料理するタイプなので、プリントアウトしたレシピを見ながらボールの中に材料を投入し肉をこね始めます。わたしは空になったひき肉パック2袋を手に流しへ向かいます。パックに残った肉をあらい流しに。


なんでだろう。なんでこんなに肉が残っているのだろう。すくってまとめればまだ大さじ一杯分にはなるであろう量のひき肉がパックの四方に残っています。


ここからです。ここは、一息吸って何も言わず、思い切ってパックの隅に残った肉を水で洗い流し、そのままの勢いでディスポーザーをオン。ディスポーザーが回る音を聞きながら、脳裏には実家の母やもうずいぶん前に亡くなった祖母の顔がちらつくし多分反対派の意見もおありでしょうが、ここは夫婦のさじ加減、我が家の場合これでいいのです。


ここで「なんでこんなとり方するの?まだこんなにお肉残ってるじゃん!」と言ったり、今更パックの四方に残った肉をすくって既に調理を進行している旦那さんの脇から追加の肉を投入したりするのは、なにかとこじらせる原因になるのを知っているから、ここはそっと何も言わずにすのまま流す。


これがわたしが二度の国際結婚を経験して得た国際結婚の秘訣。わたしは国際結婚しかしたことがないけれど、これはもしかしたら国際結婚に限らないことなのかな?自分の常識や、この場合「もったいない」という気持ち(あ、言っちゃった)を通すべき時と流すべき時の判断を瞬時にくだす肌感覚。


結果、なんの滞りもなく平和にミートローフは完成し、今後も旦那さんレシピのひとつに名を連ねるのは間違いない美味しさでした。


食事のあと、ベトベトになったガス台回りをクロロックスワイプ(除菌シート)で拭きながら思いました。一枚であそこも拭きここも拭き、まだいけそうだったら電子レンジや冷蔵庫の中まで拭きまくっている自分をはたと顧みて。自分の中にこんなにもしっかりと根付いた「もったいない根性」。こうやって旦那さんが見ていないところで、しっかりと自分のものとして大事に大事に忘れずに取っておこう、って。

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