黄色いレフアを探して

国立火山公園にて、溶岩台地に咲くオヒアレフア。

ハワイ8島にはそれぞれにハワイ固有種の花が島の花として定められています。ハワイ島の島花はオヒアレフア。キラウエア火山のハレマウマウ火口に住むとも言われる、神話上の女神ペレを象徴する花としても知られています。


わたしはこのオヒアレフアの花がハワイ島に引っ越してきてから大好きになりました。これまでに目にしたオヒアレフアは、どらかというと過酷な自然環境の中でひっそりと美しく咲いていたのですが、そんな姿に心惹かれました。


一面真っ黒な溶岩台地でポンポンのような丸くて赤い花をつけた木が点在しているのを見かけたら、それがオヒアレフアです。溶岩大地でコケ類に次いで真っ先に芽吹いてくるのがオヒアレフアなのだそうです。ハイビスカスやプルメリアに代表されるような南国特有の華やかさはないけれど、強くて可憐な花を咲かすオヒアレフア。そんな強さや逞しさと共に、オヒアレフアに惹かれるもうひとつの理由は、環境によって柔軟にその様態を変化させるというその植物としての特性です。


国立火山公園でたくさん見ることのできるレフアは、高くてもわたしの背の高さぐらいのものが多かったですが、環境によっては樹高10メートルほどの大木に育つこともあるのだそうです。自ら新たな環境に対応し、形や性質を変えて生き延びてきた種である、というところにもとても惹かれています。


そんなオヒアレフア、「ペレの花」というだけあって赤のイメージだったのですが、実は色々な色があるということをこれまたハワイ島に引っ越してきてから知りました。黄色、オレンジ、白のレフアがあるのだそうです。わたしは結婚式のテーマカラーを黄色にしたぐらいに黄色いお花が大好きで、亡くなった愛猫ビチョのラッキーカラーも黄色だったことから、どうしても黄色いレフアを見てみたくなりました。


インターネットで検索してみると、「ヒロのレインボーフォールズ近辺で大きな黄色いレフアの木を見かけた」という記事を発見!早速探しに行ってきました。


レインボーフォールズはヒロ市内にある観光スポットですが、まだ訪れたことがありませんでした。個人的には、レインボーフォールズよりもワイルク川を少し上流に行ったボイリングポッツという場所の方がよかったです。レインボーフォールズはなんというか、ちょっとどんよりとした暗いエネルギーを感じました。なんでだろう?ボイリングポッツは、レインボーフォールズから車で5分程の場所なのですが、流れている空気が最高によかったです。今日のメインは黄色いレフアを探すことなので滝の近くまでは歩いて行かなかったのですが、遠くに見える滝はもちろん、その周りの緑に圧倒されました。ものすごいエネルギーです。

ボイリングポッツ入り口。
一体何種類の緑がこの一枚の写真の中にあるのだろう?圧倒されます。
ボイリングポッツ展望台から見る滝。


そしてこのボイリングポッツからレインボーフォールズに続くワイルクドライブという道をゆっくりゆっくり車を走らせました。この通り沿いに黄色いレフア、レフアマモの木があるはず!と。ゆっくりと車を走らせながら、なんとなくあの木はレフアに見えるけどなー、と思うんだけど花が咲いていない、車だしそのまま通り過ぎる、そしてまたワイルクドライブを上から下にドライブする、ということを二度繰り返しました。

ワイルクドライブ。遠くに海を見下ろす可愛い道。


どうしても気になる木があったので、ボイリングポッツの駐車場に車を停めて歩いてその木のところまで行ってみました。すると、咲いていたのです!黄色いレフアの花が、一輪!とっても立派な大きな木なのですが、なんと一輪だけ、まるで頑張って咲き残ってくれていたかのように。

遠目からだと花が咲いていないのでレフアの木か確信が持てませんでした。
黄色いレフアを発見!感動!
一輪だけ咲いててくれてありがとう。


結局、ワイルクドライブではオレンジ色のレフアも発見することができました。オレンジのレフアはたくさん花を咲かせていましたよ!ワイルクドライブは、ヒロ市内のレフアの花のメッカかもしれません。

 オレンジのレフア。


今日見た一輪の黄色いレフア、目にも心にも焼き付きました。いつの日か、あの木が黄色いレフアの花で満開の姿を見るのも楽しみです。

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