猫からのメッセージ−2


僕は、埼玉県の笹目ってとこで生まれた。兄弟がたくさんいたんだけど、僕は生まれた時から尻尾がきれいに曲がっていたんだって。それが理由かはわからないけど、生まれてすぐに僕は原田さんという整備士のおじさんに、おっきなトラックがいっぱいいる整備場に連れて行ってもらった。原田さんは整備場にくる猫たちにご飯をあげていて、僕はすぐに友達がたくさんできた。僕は一番ちっさかったから、いつでも原田さんの一番近くに行こうと一生懸命頑張ったよ。

整備場での毎日はとても楽しかった。朝、原田さんが整備場にやってきたら僕はすっ飛んで行って頭を撫でてもらった。原田さんはたくさんいる猫たちに行きわたるようご飯をたっぷりくれた。整備場はいつも大きなトラックが行ったりきたりしていたからすごく気をつけないといけなくて、時々とても怖かったけど僕らはたくさん遊んだよ。すごく楽しかった。だって友達がいっぱいたから。

しばらくしたら、小さな四角い箱に入れられてゴトゴトゴトゴトいう乗り物に乗ってどこかに連れて行かれた。すごく怖くて僕は「ミャーミャー」っていっぱい泣いた。箱から出たら、そこにはとっても嬉しそうな顔をした女の人がいて、僕のことをすごく抱っこしたがったんだ。僕はもう赤ちゃんじゃなかったからちょっと恥ずかしかったけど、でも嬉しかった。その日からその嬉しそうな顔の女の人は僕のお母さんになった。そしてのその日からずっと、僕はお母さんと一緒にいる。

僕は今、お母さんと一緒にハワイってところに住んでる。毎日あったかくって、すごくいいところ。お天気の悪い日もあるけど、お日様が差すとすごく気持ちが良くて僕はずっとお昼寝しちゃうんだ。その代わり夜はすごく忙しい。ネズミやゴキブリからお母さんを守ってあげないといけないから。お母さんはそういうのがすごく嫌いなの。

僕はハワイでの暮らしがとても気に入っている。毎日幸せねー、ってお母さんが僕に言って、僕もそうだな、って思う。人生って、不思議だね。

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