黄色い車の彼女

日本ではあまり広まっていないUberやLyft、ここアメリカではものすごく一般的に使われています。


先日も、ハンティントンビーチのホテルからジョン・ウェイン空港まで Lyft を利用しました。


真っ黄色のプリウスで現れたドライバーさんは、可愛らしい白人の女性。


スーパーボウル真っ最中の時間だったので、乗車した途端「スーパーボウル見ていないんですね」と言われました。


わたしが、「フットボールは興味ないんですけど、ジェニファー・ロペスとシャキーラのショーは興味あるんです。もう終わっちゃったかな?」


と聞いてみたところ、なんと


「ジェニファー・ロペスとシャキーラがショーをするんですか?」


と逆に聞かれてびっくり。そのことを知らないアメリカ人がいるなんて。


話をすすめるうちに、彼女は3年前に旦那さんと2人のお子さんと、ブラジルから移民してきた方だということが分かりました。


旦那さんは柔術家で、ブラジルでチャンピオンにもなって、アメリカで勝負するために移住してきたそう。


わたしが日本人だと分かると、旦那さんは子供の頃から柔道をやっている、という話もしてくれました。旦那さんの生まれ育ったエリアはあまりいい環境ではなく、周りの友達はドラッグや盗難を普通にやって悪い道に進んでいく人も多かったけれど、彼は柔道のおかげで正しく生きてこられた、とも。


アメリカでの生活は簡単ではなく、移住のためのペーパーワークだけでもものすごく大変だったし、生活費は高いし。でも嫌なことがあっても、家に帰って2人の子供の顔を見たらすべてふっとんじゃうの、と言っていました。


まだ20代後半のように見えた彼女。旦那さんと二人力を合わせて、ここアメリカで大きく羽ばたいていってほしい!

時間にしたらほんの15分か20分ほど。そんな短い時間のやりとりで、彼女の人生に思いを馳せ、応援したくもなって。


トランクからスーツケースを下ろし、互いに”Good luck!”と言って別れると、彼女の黄色いプリウスはカリフォルニアの真っ青な空に向かって再び走り出しました。🚕 ☀️

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